@article{oai:kuhs.repo.nii.ac.jp:00000018, author = {中越, 章乃 and Nakagoshi, Ayano}, issue = {1}, journal = {神奈川県立保健福祉大学誌, Journal of University of Human Services}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 日本においては入院治療の必要のない長期在院精神障害者が7万人以上存在しており、多くの先行研究で長期在院患者の退院意欲の低下が指摘されている。本研究では、患者の置かれている状況を把握するとともに、退院意欲を中心にした退院支援に関して文献検討をおこない、今後の研究の基礎資料とした。  患者の退院意欲の低下は退院阻害要因であるが、支援者が患者の退院意欲を適切に捉えられていないことも多く、正しい退院可能性評価に反映させることができていないこと等が明らかになった。適切に患者の意欲を捉えるためには、支援者が病棟管理から地域生活へと視点を転換すること、地域生活に即した環境で生活能力をアセスメントする必要性などが考えられた。また、外部機関からのアウトリーチ機能やピアサポート機能も有効であることが示され、それらの機能は精神障害者支援以外の他領域の対人支援サービスにおいても有効性が確認されているものであり、サービスの入り口、すなわち退院支援開始のために有効であることが考えられた。  今後はそれらが十分に機能するために必要な支援関係の構築や支援環境の整備、体制について検証する必要があることが示唆された。}, pages = {53--59}, title = {精神科病院における退院支援に関する文献的検討 : 長期在院精神障害者の退院意欲を中心に}, volume = {13}, year = {2016}, yomi = {ナカゴシ, アヤノ} }